イメージ療法でセロトニンを分泌させて食欲を抑える方法とは?
必須アミノ酸から作られるセロトニンには、食欲を抑える働きや腸の働きを良くする効果があります。そこで、自宅で独りでもできるイメージ療法でセロトニンを促し、スムーズに痩せる方法をご紹介します。
セロトニンの分泌で食欲を抑える
「心頭滅却すれば火もまた涼し」という言葉がありますが、これにはたとえ苦しい状況にあったとしても気の持ちようで苦しくなくなるといった意味があり、仏教の禅の教えになります。実際に座禅をすると、アルファ派が発生してセロトニンが活性化するのですが、このセロトニンが分泌されることで食欲を抑える効果が発揮されます。
セロトニンには、気持ちを落ち着かせる作用や腸内に溜まったものを排泄させる効果もあるので、これをダイエットに上手に活かしてみましょう。
室内を明るくするとセロトニン効果を得やすい
セロトニンは、私たちが目覚めると同時に体内で分泌されるようになりますが、2,500ルクス以上明るければ、より多くなる性質を持っています。そのため、ダイエット中は朝起きたらまず、室内を明るくすることでセロトニン効果を得やすい状態になります。
しかし、夜スマートフォンなどを見続けていると、逆効果なので気をつけて欲しいのですが、寝つきが悪くなってしまうことでセロトニンは分泌されにくくなってしまいます。深夜0時を過ぎると、セロトニンはメラトニンという寝つきを良くするホルモンに変化するので、0時までには部屋の明かりを落とすようにすることをおすすめします。
ポジティブ思考になれる座禅のやり方
より簡単にセロトニンを分泌させるために、座禅をしてみるのも効果的です。床にぺたんと座って、あぐらをかくように両膝を曲げ、右脚を下にして左のつま先を右の太ももの上に乗せたら、背筋を伸ばして、両腕は両方の膝に楽に乗せるだけです。
時間的には1回の座禅は、お線香1本が使い終わる1時間弱くらいの長さがいいので、リラックスできる音楽やアロマグッズなど、落ち着けるものを用意すれば、気持ちが楽になってセロトニンが分泌されやすくなります。本格的なものでなくても座禅をしてみることで、セロトニンを促せば、食欲を抑える効果だけでなく、集中力を高めてポジティブ思考になれるのでダイエットにもプラスになります。
ダイエットをしているとストレスを感じたり、落ち込んだりしてしまう方には、一日数分間でもいいので座禅することをおすすめします。
なりたいスタイルをイメージ
アスリートの方々がイメージ療法をして、緊張をほぐすことがありますが、良い結果を脳にインプットしておくことで、悪い結果を回避することができるのです。つまり、ダイエットを始めるときに、なりたいスタイルやサイズを具体的にしておくことで、よりその理想の姿に近づきやすくなるというわけです。
「理想のスタイルに近づいている」というイメージを強く持っていれば、ダイエット中のストレスから解放されて、リラックスできるのです。私たちの身体は、セロトニンが分泌されることでポジティブ思考ができるだけでなく、ポジティブな思考でいることで、セロトニンの状態を良くすることもできます。
まとめ
ダイエットを始めると、生活のリズムが変わってしまうためストレスを感じやすいのですけれど、気持ちの持ちようで、セロトニンを活性化させることができます。セロトニンが分泌されるとポジティブになれるので、リラックスできて食欲を抑えられます。
さらに理想のスタイルを具体的にしておいて、頭の中で描いておけば、体内のセロトニンが安定した状態を保つこともできます。気持ちを切り替えるために座禅をすればセロトニンを促すことができて、なりたい自分に近づくことができるのです。